猛暑対策、公共交通機関の利用自粛を呼び掛け 英ロンドン

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太陽が照り付けるなか、ロンドン市内を歩く観光客/Leon Neal/Getty Images

太陽が照り付けるなか、ロンドン市内を歩く観光客/Leon Neal/Getty Images

ロンドン(CNN) 欧州西部を熱波が覆う中、非常に厳しい暑さが予想されている英ロンドンでは「必要不可欠な移動」以外で市内の交通網を利用しないよう勧告が出された。

英気象庁は、気温が17日から19日にかけて2019年に同国で記録された38.7度を超える可能性が高く、人々の命が危険にさらされるとして警報を出した。

ロンドンやマンチェスターなどには初めて「赤色」の猛暑警報が出されていた。

ロンドン交通局(TfL)の最高執行責任者(COO)アンディ・ロード氏は「来週は異常な暑さが予想されるため、必要不可欠な移動にのみロンドンの交通網を利用してほしい」と述べた。

また、ロンドン市内の地下鉄や鉄道では「皆の安全を守るために」一時的な速度制限が導入される予定だという。ロード氏は公共交通機関の利用者に「常に水を持ち歩くよう」呼び掛けている。

焼け付くような暑さは電線や信号設備を損傷する可能性がある。TfLはサービスを円滑に運営し、猛暑の影響を緩和するために点検を強化するとしている。

線路が曲がったり変形したりしないよう、定期的に線路の温度をチェックし、地下鉄の空調設備や2階建てバスの冷房装置も点検するという。

熱波に見舞われている欧州ではスペインやフランス、ポルトガルで山火事が発生している。

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