米国務長官、数週間以内のスウェーデンNATO加盟を予想

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スウェーデンのクリステション首相との共同記者会見に臨むブリンケン国務長官=30日、スウェーデン・ルレオ/Jonas Ekstroemer/TT News Agency/Reuters

スウェーデンのクリステション首相との共同記者会見に臨むブリンケン国務長官=30日、スウェーデン・ルレオ/Jonas Ekstroemer/TT News Agency/Reuters

(CNN) ブリンケン米国務長官は30日までに、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟が数週間以内に完了するとの見方を示した。

ブリンケン氏は訪問先のスウェーデン・ルレオで同国のクリステション首相との共同記者会見に臨み、「(スウェーデンのNATO加盟は)可能だと確信しており、また実現すべきであり、実際そうなると予想している」と述べた。

ロシアのウクライナへの本格侵攻により、当時NATO非加盟だったフィンランドとスウェーデンはそれまでの中立の立場を転換し、加盟による安全保障を模索することになった。フィンランドは4月4日、正式に31番目のNATO加盟国となった。

バイデン米大統領は5月29日、このほど再選されたトルコのエルドアン大統領と、スウェーデンのNATO加盟への反対を取り下げれば、米戦闘機のトルコへの販売を承認する可能性について協議したと明らかにした。

ただし、ブリンケン氏によると、この2つの話はバイデン政権内では別のものとしてとらえられているという。「我々の観点から言うと、この2つの話は前に進められるべきであり、また可能な限り早く進められるべきだ」などと述べた。

同氏はまた、NATOへの新規加盟について加盟国が発言権を持つのは「適切」との考えを示した。

「各加盟国は他の全ての加盟国に対し、同盟国が侵略された場合、そうした国の防衛に加わるという厳粛な誓いをしている。加盟のプロセスで全加盟国が発言できることは重要だ」と説明した。

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