ウクライナに国外での攻撃「促していない」 米高官

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ホワイトハウスで会見を行うNSCのカービー戦略広報担当調整官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

ホワイトハウスで会見を行うNSCのカービー戦略広報担当調整官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は5日、ロシアのプーチン大統領が先ごろ、「西側諸国の諜報(ちょうほう)機関」が最近ロシア国内で「テロ攻撃」を実行したと主張していることについて、米国はウクライナの人々がウクライナの国外で攻撃を行うことを可能にしたり促したりしていないと述べた。

CNNはこれより前、プーチン氏が国家安全保障会議の会合で、証拠を示さずに、「政府職員や法執行機関、ジャーナリスト、公人、教職者を標的にしたテロ攻撃が定期的に行われている」などとし、「西側の情報機関がこのような破壊工作やテロ攻撃の準備に関与していると信じる理由がある」と述べたと伝えていた。

ロシア・サンクトペテルブルクのカフェで2日に爆発があり、軍事ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏が死亡していた。ロシア当局はこの爆発について、ウクライナの特殊機関の工作員や反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の関係者が関与していると明らかにした。

カービー氏は、米国の情報機関の関与は、ウクライナの人々が自国の領土を防衛するのを支援することを目的としていると述べた。

カービー氏は、米国が今回の戦争の初期段階からウクライナ軍に対して、情報や支援を提供し、ウクライナ軍がより良く自衛し、作戦を実行し、ロシア軍が違法に奪い取った領土を取り戻せるようにしてきたと説明。「我々はウクライナの人々がウクライナの国外で攻撃をおこなうことを可能にしたり、促したりしていない」と述べた。

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