３歳男児、車内に放置され死亡　米ジョージア州

（ＣＮＮ） 米南部ジョージア州コロンバスで２６日、３歳の男児が高温の車内に３時間近く放置されて死亡した。

地元検視局の報告によると、男児は２６日午後、ほかの子どもたちと一緒に車に乗せられ、祖母と教会や雑用に出掛けた。

男児の母親は仕事に出ていて、昼休みの間だけ近くの大型スーパーで合流したという。

一行は午後５時半ごろに帰宅した。祖母は取り調べに対し、子どもたちが全員車から降りたと思い込んで寝室へ入ったと話した。

午後８時１５分ごろになって、男児のおじがこの車に乗り、後部座席の男児には気付かないままファストフード店へ向かった。車を止めて店に入った時、男児を見かけなかったかと祖母から電話があった。

車に戻ったおじが男児を発見した。口から泡や血液が出ていたという。通報を受けて駆け付けた救急隊によると、男児の体は非常に熱く、生体反応はみられなかった。

暫定的な報告では窒息死とされている。この日の現地の気温は３５℃を超えていた。司法解剖が実施される見通しだが、結果が出るまでに４～５カ月かかる可能性がある。

米ＮＰＯ「全米安全評議会（ＮＳＣ）」によると、高温の車内に放置されて死亡した子どもは今年すでに６人に上っている。先週はテキサス州で５歳男児、２８日には１歳半の男児が亡くなった。