車内に放置された幼児が死亡、父親が数時間後に自殺 米バージニア州

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車内に放置された幼児が死亡後、その父親が自ら命を絶ったとみられる/WTVR

車内に放置された幼児が死亡後、その父親が自ら命を絶ったとみられる/WTVR

(CNN) 米バージニア州当局は28日、生後1歳半の幼児が車内に放置され死亡したとみられる事故があり、その数時間後、幼児の父親が自ら命を絶ったと明らかにした。

同州チェスターフィールド郡警察の声明によると、米東部時間28日午前11時半ごろ、1歳半の男の子が車内に数時間放置されていたという趣旨の通報があった。

警察はその後、男児の父親がバージニア州ミドロジアンの自宅にいて、自殺をほのめかす発言をしているとの追加情報を受け取った。

現場に到着した警察は男性宅で子どもの遺体を発見。さらに、この家の裏手の雑木林で、自らを銃で撃って死亡したとみられる成人男性の遺体も見つかった。

声明によると、捜査の結果、父親は誤って車内に数時間子どもを放置していたことが判明。「父親は車内で死亡している子どもを見つけ、子どもの遺体を自宅に運び込んだ。そして家を出て、自らを銃で撃った」としている。

警察は男児の死因について具体的に述べていないものの、28日のミドロジアンの気温は約27.2度に達していた。

全米安全評議会によると、車内に放置されて熱中症で死亡する15歳未満の子どもは、毎年平均38人に上る。米高速道路交通安全局(NHTSA)によれば、子どもの体温は大人に比べ急速に上昇し、約40度に達すると熱中症の症状が出始める可能性がある。約41.7度に達すると死に至る場合があるという。

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