議事堂に行かないと言われトランプ氏激高、警護隊員に手を突き出し運転試みた 関係者証言

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米議事堂襲撃公聴会、元首席補佐官の側近が証言

(CNN) 昨年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件を調べる下院特別委員会の公聴会が28日開かれ、トランプ前大統領の元首席補佐官マーク・メドウズ氏の側近を務めたカシディー・ハチンソン氏が証言した。ハチンソン氏は、トランプ氏がシークレットサービス(大統領警護隊)の隊員から安全面の理由から議事堂には行かないと伝えられ、激高したとの話を聞いたと語った。

ハチンソン氏は、怒ったトランプ氏が大統領専用車「ビースト」のハンドルを握ろうとしたとの話を聞いたとも証言した。

ハチンソン氏は当時の次席補佐官トニー・オルナート氏から聞いた話を語った。それによると、シークレットサービスの隊員ロバート・エンゲル氏がホワイトハウス南側の広場で演説を終えホワイトハウスに戻るトランプ氏に対し、議事堂に行くのは安全でないと繰り返し伝えた。するとトランプ氏は「私を今議事堂に連れて行け」などと叫んだという。

さらにトランプ氏はハンドルを握ろうと車両の前席に手を伸ばし、残った手をエンゲル氏に突き出したという。

エンゲル氏とオルナート氏は非公開の場で委員会に証言をしているが、28日の公聴会ではその内容は使われなかった。

トランプ氏はハチンソン氏の証言を受けて、自身が後押しするSNSアプリ「トゥルース・ソーシャル」で反論。「私が議事堂の建物に向かうためにホワイトハウスのリムジンのハンドルを握ろうとしたという彼女の偽の話は『吐き気がする』し『いんちき』だ」「そんなばかげたことをするはずがない」と述べた。

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