相手に伝わる話し方・書き方をマスターする

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楽器の音色を目安にしてみると、バスの最低音で80Hz、ソプラノの最高音で1100Hzだ。そうするとイギリス英語のパスバンドは2000Hzが最低値なので、ソプラノが出せる以上の高音域周波数で英語音が構成されている。日本語は1500Hzが音に意味があるものとして捉える最高値なので、日本語とイギリス英語の間には言語パスバンドに決定的な差がある。パスバンドが違う言語間の聞き取りは非常に難しいとなれば、日本人が英語のリスニングが苦手だと言うのもうなずける。

周波数を基準に考えれば、日本人はバスで話し、英語話者はソプラノで話しているくらい音の甲高さは違っている。英語の人から見れば、日本人の英語はもぐもぐしていると感じられるだろう。

ただ、このパスバンドは後天的に育成でき、英語を絶えず聞き続けていれば、耳も次第にソプラノ周波数に慣れ英語耳に育っていくという。ポイントはたくさんネイティブの英語音にふれ、口を今以上にちゃんと開けて発声することが不可欠となる。自分ではもぐもぐ話していないつもりでも日本人の英語は英語圏の人にはもぐもぐと聞こえてしまう。

同調動作がプレゼンには不可欠

上手なプレゼンの特徴は、第一に強弱、緩急のリズム、そして気持ち甲高い声。そこに上乗せする形で、“ポジティブな言葉選び”をすることが大事だ。日本人の我々から見て、英語話者は、なんとなくハイテンションで、オーバーリアクションだと違和感を覚えたことはなかろうか。このハイテンションもソプラノを越える高音域パスバンドを備えているから故の違いから来るのかもしれない。

コミュニケーション術の王道として紹介されるものに、“同調動作の効用”というのがある。自分の話を受け入れてくれる人は、自分と同じ動作を無意識に同調して行うというものだ。意識的に使えば、相手と呼吸を合わせられる。

例えば、飲み物を飲んでいる席で、相手がコップを口元に運んだら、自分も真似して自分のコップを口元に運んで会話ゾーンの周波数を整えてみよう。音も人のしぐさも目には見えない周波数を発している。会話ゾーンの周波数は同じしぐさをして合わせられることも覚えておこう。

演出を高める5つのS

自分のプレゼンを効果的に演出するために今一度5つのSを確認するといい。

あなたのプレゼンには人を楽しませる(1)Storyがありますか。(2)わかりやすいSimpleな話ですか。(3)聞き手が、これはいい話を聞いた!と思えるSpecial感がありますか。(4)心地良いSpeedで話していますか。(5)自分も相手もSmileしてますか。

この5つのSに気を配りながらプレゼンしてみたら、あなたのプレゼンは磨かれたものになっているはずだ。

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