英語ができない人は走れ

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語学音痴は脳の報酬系回路をうまく使えばいい

脳内の”報酬系回路”の発見により、人は”ご褒美”につられて行動を決定していることがわかった。

例えば、自分の何気ない日常をFacebookのウォールに投稿して、”いいね!”がつく。そうすると、自分のしていることが肯定されたようで、ちょっとした快感を覚える。この快感がクセになって、記事投稿が増えていく。

脳は、快感を覚えた直前に取った行動を探しに行き、その行動が快感を生み出した原因だと認識し、”快感行動”をどんどん反復増産する。度が過ぎれば、反復が習慣に変わるという生ぬるい表現を越えて、それがないと生きていけないくらいの依存性の高い中毒状態を作る。そして快感が起こる前の直前の行動は脳が報酬として認識し、報酬はどんどん追い求められて行き増産される。増産された報酬は習慣だとか中毒となって脳にとどまり続ける。全ては報酬系回路が仕組んでいることである。

そう考えると、人間は習慣に支配されている。習慣や中毒と呼ばれるもの一つ一つは、そもそもはどこかで快感だと脳が一度、味をしめたもので、ヤミツキになって繰り返しをやめないでいることを指す。

会社へ行く道順を変えないのも、同じ時間の電車に乗るのも、これで会社に迷わず定時にちゃんと行けるという成功体験を快感として認識しているがために習慣化されている。習慣は脳の快感と結びつき強化されているが故に、この中毒症状から抜け出すことは並大抵の決意では不可能だ。

ここで考えて見て欲しい。英語学習が快感と感じられないうちは、反復されないし強化もされない。だから、いやいややる勉強はもちろん続かない。それは、快感ではないから継続に結びつかないからだ。「強い目的意識を持ってがんばりましょう!」という正論は分かるのだが、自分の脳が英語学習で小さな成功体験を掴まないうちは英語=快感とは連想されず、英語の苦手な人は苦手なままなのだ。英語学習が快感だと連想させる仕組み作くりさえできれば、英語は苦痛ではなくなるのだ。

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