英語ができない人は走れ

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英語学習を快感にし脳にヤミツキを起こす

ではこのヤミツキをどう生成させるのか。それは意外に簡単で、頭を使う座学を離れて、体全体をとにかく動かせばいい。快感を脳に感じさせるためには、体を刺激しなければならないからだ。

快というのは非常に大事な感情だ。脳にとっても人生にとっても大事な要素だ。事実Emotion(感情)という言葉の語源を探っても自明で、感情は動いてはじめて生じる。それはEmotion にMOTION(動き)という言葉が丸ごと潜り込んでいることを発見できることからも分かるだろう。また日本語の”満足”という感情語も、”足”という動きの柱となる身体部位の名称が入り込んでいる。

スキップしながら体を動かすことで心も軽やかになるのは体験済みのことだと思う。単純に体を動かすことは快感を生む。喜びは運動と強く連動しているのだ。外部からの刺激が脳をPASSして(駆け抜けて)それこそPassion(情熱)にいたる。それだけ脳の快感は運動と連動し、快の感情を表現するものに、物理移動を含む概念が多い。

幸福物質ドーパミンが英語学習に革命を起こす

どうして体を動かせば、気持ちよくなるのか。それは脳に快をもたらす物質ドーパミンが運動に連動して分泌されるからである。中毒性を形成する物質だけに、幸福物質という通称もあれば脳内麻薬という呼び方もある。

ランナーズハイという現象がある。 長い時間走るなどの激しい運動をしている時に分泌される脳内物質によって、苦痛が軽減されることをいう。ここで言う脳内物質とはずばり、ドーパミンだ。つまり、人間もある程度負荷をかけ続けていれば、幸せになってくるというのだ。嫌な作業でも5分だけでも我慢して続けてみると、乗ってきてはかどったという経験はないだろうか?それはドーパミンが出てきたからである。

ここで示唆的なのは、行き詰ってしまったと少しでも感じたら、ドーパミンが出る行動に打って出ればいいことがわかる。初期動作に過大な負荷がかかろうとも、負荷がかかっている間に、幸せになってくるのだ。

よって、あれこれ考えずに、やってしまえ!という気持ちも実は非常に大事で、英語学習も苦しいなって思っていても、続けていれば幸福になってくる理屈がそこにはある。かかりにくいエンジンも、エンジンが温まってくればかかるのだ。ドーパミンが出る前にやめてしまうのが一番もったいない。ただ、気持ちいいと感じるまでの時間が長すぎて忍耐力がないというのであれば、自分をやる気にさせるエサを探して来て欲しい。(たとえば、英語ができればお金が儲かるなど、自分をやる気にさせる理由を作ればいい。)とにかく、脳に英語と快感をペアリングする必要があり、学習を快感として習慣化させる必要がある。

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