無法状態のハイチ、性暴力横行も加害者放置が現状 国連報告

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非常事態宣言の延長後に警察が通りを警備する様子=3月8日/Ralph Tedy Ero/Reuters/File

非常事態宣言の延長後に警察が通りを警備する様子=3月8日/Ralph Tedy Ero/Reuters/File

無政府状態に近い状況にさらされている住民は自警団のような組織を結成して自己防衛に努め、軽罪を犯した者やギャングとのつながりを疑われる者を処刑する強硬策に転じている。同報告書によると、この種の私刑は昨年、少なくとも528件が報告され、今年はこれまで59件となっている。大半は首都ポルトープランスで起きていたという。

ギャング組織からの威嚇や報復を恐れて報道内容などを自己検閲する地元メディアの記者らが多い現状にも言及。昨年には記者ら4人が殺害されたが、犯人解明の捜査は始まっていないという。

ギャング団が略奪や破壊した民家や地元企業の施設は昨年1月以降で、1880以上に達した。大手の農場を襲い、数百規模の家畜が盗まれる被害もあったという。

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