ドイツで娯楽目的の大麻使用解禁、歓迎の市民熱狂

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ドイツで娯楽目的の大麻使用が1日から合法化され、首都ベルリンのブランデンブルク門には大勢の市民らが集まり歓迎した/Michele Tantussi/Getty Images

ドイツで娯楽目的の大麻使用が1日から合法化され、首都ベルリンのブランデンブルク門には大勢の市民らが集まり歓迎した/Michele Tantussi/Getty Images

(CNN) ドイツで娯楽目的の大麻使用が4月1日から合法化され、大勢の市民らがお祭り騒ぎで歓迎した。首都ベルリン中心部のブランデンブルク門に集まった人たちは、音楽やダンスを楽しみながら宙に向かって煙を吐き出した。

巨大な大麻草をかたどったアート作品をトレーラーに乗せて自転車で走り回る人や、テレビカメラの前で大麻たばこを作って見せる人もいた。

娯楽目的の大麻の限定的な使用を認める法案は、合法化の是非をめぐる激しい論議を経て、2月にドイツ下院で可決・成立した。

ラウターバッハ保健相は1日、「真の依存症を助け、子どもや若者の使用を防ぎ、闇市場と闘う方がいい」とX(旧ツイッター)に投稿した。

新法では、成人が私的に利用する目的で少量の大麻を所持できると規定する一方、18歳未満の使用は引き続き禁止される。

成人は個人で消費する大麻草を3株まで栽培でき、自宅では一度に50グラム、公共の場では25グラムまで所持できる。

7月1日からは、免許を交付された非営利目的のクラブ(会員数500人以下、成人限定)で大麻を使用できるようになる。

一方で、未成年や子どもによる使用は厳格に規制され、学校や遊び場付近での大麻使用は禁止される。

娯楽目的の大麻が合法化され、禁止薬物指定が解除されたのは、マルタとルクセンブルクに続いて欧州で3カ国目。

オランダは大麻の所持を禁止しているが、いわゆる容認政策の下、コーヒーショップでの販売を認めている自治体もある。

オーストリアや米国などは、地域によって規制が異なっている。

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