プエルトリコ、デング熱で緊急事態宣言 感染者が急増

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デング熱ワクチンを注射する看護師=米自治領プエルトリコ・サンフアン/Ricardo Arduengo/Reuters

デング熱ワクチンを注射する看護師=米自治領プエルトリコ・サンフアン/Ricardo Arduengo/Reuters

(CNN) 米自治領プエルトリコは28日、デング熱の感染者が急増しているとして、公衆衛生上の緊急事態を宣言した。

メラド保健相は今年これまでに549人の感染を確認し、過去の記録を大幅に上回っていると明らかにした。

保健当局は国民に防虫剤を使用し、また蚊の繁殖を抑制するために水がたまらないようにするよう呼びかけている。感染対策としては皮膚の露出を抑える衣服の着用、蚊帳や網戸の使用を推奨している。

デング熱は蚊が媒介する感染症で、主にネッタイシマカを通じて感染する。蚊がウイルスを媒介する疾患の中では最も多く、毎年4億人超が感染している。

世界保健機関(WHO)によると、デング熱は熱帯・亜熱帯気候の100カ国以上で風土病となっており、都市部などで多く発生している。

デング熱に感染した場合、おおよそ4人に1人が発熱や吐き気、嘔吐(おうと)、発疹、体の痛みなどの症状を経験する。

重症化することは多くないが、ショック症状や内出血を発症することもある。米疾病対策センター(CDC)によると、世界中で毎年約4万人がデング熱で命を落としているという。

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