ラファへの地上侵攻、米国の支援なしでも実行 ネタニヤフ首相

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ラファ難民キャンプで瓦礫の中から上空の軍用ドローンを見上げるパレスチナ人の少女/Mohammed Abed/AFP/Getty Images

ラファ難民キャンプで瓦礫の中から上空の軍用ドローンを見上げるパレスチナ人の少女/Mohammed Abed/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は22日、同国軍が近く計画するパレスチナ自治区ガザ南端部にあるラファ市への地上侵攻について米国の支援があってもなくても実行するとの考えを示した。

同国を訪れたブリンケン米国務長官との会談後に述べた。首相は「ラファに入り、残る(イスラム組織の)ハマスの戦闘員を抹殺せずにハマスを打ち負かす方途は我々にはない」と言明。

ブリンケン氏に対し、ラファの作戦での米国の支援への期待を伝えたとSNS上で表明。その上で「必要ならば我々だけでも実行する」と続けた。

同時にブリンケン長官には、ラファの戦闘地帯から一般住民を退避させる必要性は認識し、人道上の措置は当然講じるとしてその対策に取り組んでいることを説明したとした。

ラファ市にはガザ北部や中部からの避難者の100万人以上が押し寄せているとされる。地上戦が始まった場合、これら避難者に大きな被害が出るとの懸念も強まっており、イスラエル、米国両政府当局者は来週にもワシントンで軍事作戦を実施しない代替案などを模索する予定となっている。

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