集合住宅への空爆で死者37人、子どもや妊婦も犠牲 ガザ中部

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イスラエル軍による攻撃で破壊された住宅のがれきを捜索するパレスチナの人たち=16日、パレスチナ自治区ガザ地区中部/AFP/Getty Images

イスラエル軍による攻撃で破壊された住宅のがれきを捜索するパレスチナの人たち=16日、パレスチナ自治区ガザ地区中部/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健省によると、中部ヌセイラット難民キャンプの西方にある集合住宅が15日夜にイスラエル軍の空爆を受け、子どもや妊婦を含む37人が死亡した。

CNNは死者数を独自に確認できていないが、現場からの映像には救急隊員が毛布に包まれた遺体を収容する場面や、破壊された建物の様子が映っている。

CNNはさらに、負傷者や子ども数人を含む遺体が、近くのデイルアルバラ地区にあるアクサ殉教者病院に運び込まれる映像を入手した。

医療スタッフによると、死者のうち35人は同じ一族だった。

ヌセイラット難民キャンプも数日前から繰り返し攻撃を受けている。CNNは、7人が死亡した別の攻撃の映像も入手した。

イスラエル軍は16日、前日の攻撃の映像を公開し、標的の地域に「イスラム組織ハマスのテロリスト数人」が住んでいたと主張した。

デイルアルバラ地区が夜間に攻撃を受けたとの情報もある。

住民の青年がCNNに語ったところによると、イスラエル軍から特定の民家への攻撃予告があり、周囲10軒の住人は何も持たず15分以内に避難するよう言い渡された。さらに15分後、路上に出ないように指示があり、突然ミサイル2発が撃ち込まれて、7棟が跡形もなく破壊されたという。

別の住民はCNNに、避難から戻ってみると、区画全体が地震の跡のように破壊されていたと話した。

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