「ラファ侵攻前に140万人の移動を計画」 イスラエル軍報道官

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イスラエル軍の空爆を逃れたパレスチナ人たちがガザ南部ラファに設置したテント群/Ibraheem Abu Mustafa/Reuters

イスラエル軍の空爆を逃れたパレスチナ人たちがガザ南部ラファに設置したテント群/Ibraheem Abu Mustafa/Reuters

(CNN) イスラエル軍のハガリ報道官は13日、同軍が計画しているパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの地上侵攻の前に、同地に避難している140万人を「人道的な地」に移動させる計画であることを明らかにした。

ハガリ氏はラファへの侵攻について「行う必要がある」と述べたが、そのタイミングについては「侵攻を可能にする条件」次第との見方を示した。

ガザの人口の半数以上が現在、居住していた北部や中部から戦禍を逃れようとラファに避難している。ラファはエジプトとの境界に位置する。

記者団から侵攻の条件について尋ねられたハガリ氏は「140万人が国際社会とともに我々が整備する人道的な地に移動できるようにする必要がある。そこで仮設住宅や食料、水、野戦病院を提供する」と説明した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスの残る戦闘部隊を壊滅させるにはラファに侵攻する必要があると主張している。

ハガリ氏は軍がラファ侵攻の準備を強化していると明らかにしたものの、侵攻時期については明言を避けた。

イスラエルの当局者は11日、ラファ侵攻は差し迫っておらず、内閣は侵攻の計画をまだ承認していないとCNNに述べた。

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