ガザの4カ月間の紛争で死亡した子ども、世界の紛争の4年間より多く UNRWA

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イスラエルによる爆撃で被害を受けた建物の窓から外を眺める女性と子ども=2023年11月、パレスチナ自治区ガザ地区ラファ/Said Khatib/AFP/Getty Images

イスラエルによる爆撃で被害を受けた建物の窓から外を眺める女性と子ども=2023年11月、パレスチナ自治区ガザ地区ラファ/Said Khatib/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区での約4カ月間にわたる紛争で死亡した子どもの人数が、世界各地の紛争で4年間に死亡した子どもの人数を上回ったことがわかった。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が明らかにした。

UNRWAのラザリーニ事務局長はX(旧ツイッター)への投稿で、この人数について、「あ然とさせられる」と述べた。

ラザリーニ氏は、国連とガザ保健省の数字を引用し、2019年から22年の間に世界各地の紛争で死亡した子どもの数と、23年10月から24年2月の間にガザで死亡した子どもの数を比較したグラフを公開した。

これらの数字によれば、19年から22年にかけて世界各地の紛争で計1万2193人の子どもが死亡している。一方、23年10月から24年2月にかけてガザでは計1万2300人の子どもが死亡した。

パレスチナ自治政府の保健当局が発表した数字によれば、昨年10月7日以降にガザで死亡した子どもの数はラザリーニ氏が投稿した数字よりも多い。ヨルダン川西岸地区ラマラの保健省は13日、死亡した子どもの数が1万3450人に達したと報告した。ガザの保健省によれば、死亡した3万1272人のうち、72%が女性や子どもだったという。

国際的な報道機関がガザに入ることができないため、CNNはこうした数字を独自に確認できていない。

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