キャサリン皇太子妃とチャールズ国王が入院、カミラ王妃が英王室の前面に

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クリスマスの礼拝に出席する英チャールズ国王=2023年12月25日、英イングランド東部/Adrian Dennis/AFP/Getty Images

クリスマスの礼拝に出席する英チャールズ国王=2023年12月25日、英イングランド東部/Adrian Dennis/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN) 英王室は17日、ウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃が腹部の手術を受けて入院していると発表し、続いてチャールズ国王(75)が来週前立腺肥大の治療を受けるために入院すると発表した。ウィリアム皇太子は妻を支えるために公務を見合わせる。

英国の新聞は18日、このニュースを大々的に報じ、大衆紙には「お二人の無事を祈る」(デイリー・メール)、「ケイト(キャサリン妃)の手術に揺れる王室」(サン)などの見出しが躍った。

チャールズ国王がスコットランドで行う予定だった公務は延期されたが、関係者によれば、これは医師のアドバイスだったらしい。

英王室は一般的に、王室ファミリーの健康状態に関する詳細を公表したがらない。これは情報を隠す意図があるわけではなく、王室メンバーにも一般国民と同じように患者としてのプライバシーを守る権利があると側近が考えているためだ。しかし入院や通院については王室が国民に知らせる義務がある。

チャールズ国王の入院予定を発表した3行の声明の中で王室は、前立腺肥大を「年間何千人もの男性と共通する」症状と形容した。王室関係者によれば、国王は自身の診断内容を公表することで、ほかの男性にも検査を受けるよう奨励したい意向だったという。

国王の手術に伴って必然的に、国王が不在の間はどうなるのかという疑問が生じる。王室関係者によると、手術の間、公務を代行する王族の「国務参事官」が必要になる状況は想定していないという。

現在、国王の不在時は、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子、アンドルー王子、エドワード王子、アン王女が公務を代行できる。

チャールズ国王の入院予定発表は、わずか1時間半前にキャサリン妃の入院が発表されたばかりだったため、国民に衝撃を与えた。

国王の公務延期は回復を待つ間の短期間で済む見通しだが、キャサリン妃はそれよりもずっと長期間、公務から遠ざかる。英王室は「医師の勧めに従い、公務への復帰はイースター(3月末)後になる見通し」と発表している。

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