コスタリカ、通過移民の急増で非常事態宣言

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米国を目指す移民の急増を受けて、コスタリカが非常事態を宣言した/Ezequiel Becerra/AFP/Getty Images/FILE

米国を目指す移民の急増を受けて、コスタリカが非常事態を宣言した/Ezequiel Becerra/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 中米コスタリカのチャベス大統領は26日、世界各地から米国を目指して同国を通過する移民が急増しているとして、非常事態宣言を出した。

チャベス氏は記者会見で、南米のベネズエラ、エクアドルやコロンビア、中米ハイチのほか中国、イエメン、バングラデシュからの移民が通過していると語った。

国際移住機関(IOM)によると、先月コスタリカの南から国境を越えて流入した移民は8万4490人と、前の月から55%増加した。

移民の流れの目安として使われる南米コロンビアと中米パナマの間の密林地帯、ダリエン地峡の越境者数は今年、過去最多を記録した。年初からの越境者24万8901人のうち、約2割を青少年が占めている。

米国を目指すベネズエラの移民の集団=2022年10月、コスタリカ・サンホセ/Ezequiel Becerra/AFP/Getty Images/FILE
米国を目指すベネズエラの移民の集団=2022年10月、コスタリカ・サンホセ/Ezequiel Becerra/AFP/Getty Images/FILE

チャベス氏は先月、バイデン米大統領との会談で移民問題を協議した。

バイデン政権は不法越境者の急増に対応するため、国際機関と協力して、コスタリカなどの中南米諸国に合法的な移民申請を受け付ける施設の開設を進めている。

先月28日までにコスタリカ、コロンビア、中米グアテマラで計3万8000人あまりが申請した。

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