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プリゴジン氏に関連する航空機2機がベラルーシの飛行場に 衛星画像 CNN EXCLUSIVE

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ブラックスカイの衛星画像によるとエフゲニー・プリゴジン氏と関係のある航空機2機が27日午前、ベラルーシの空軍基地に着陸した
/Courtesy BlackSky

ブラックスカイの衛星画像によるとエフゲニー・プリゴジン氏と関係のある航空機2機が27日午前、ベラルーシの空軍基地に着陸した /Courtesy BlackSky

(CNN) ロシアの民間軍事会社、ワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏と関係のある航空機2機が27日午前、ベラルーシ首都ミンスク郊外にある飛行場に着陸した。衛星事業者ブラックスカイの衛星画像で明らかになった。

プリゴジン氏の正確な所在は依然として不明。同氏はロシア・ロストフ州ロストフナドヌーにある軍司令部を24日に後にして以降、動画や画像に一切現れていない。

しかしベラルーシの国営メディアは、同国のルカシェンコ大統領が27日に明らかにした内容を引用し、プリゴジン氏がベラルーシ国内にいると伝えた。

ブラックスカイが27日午前に撮影した衛星画像には、航空機2機がミンスク郊外にある飛行場の駐機場に駐機された様子が写っている。ブラックスカイの追加の画像やCNNの分析から、当該の2機は過去24時間以内に到着したことが確認された。大きさもプリゴジン氏と関係のある機体と一致する。

航空機追跡サイト「フライトレーダー24」のデータが示すところによると、2機の着陸は現地時間の午前8時前後。両機とも着陸前に応答装置を切っており、正確な着陸地点を曖昧(あいまい)にしている。

欧州の諜報(ちょうほう)機関の高官とプリゴジン氏の航空機に詳しい情報筋1人はCNNに対し、これらが同氏と関係のある機体だと確認した。しかし実際にプリゴジン氏が搭乗しているのかどうかは把握していなかった。

プリゴジン氏の機体の動きは、週末に起きた武装反乱の試みの後に注意深く追跡されていた。それによると、2機のうち1機は25日午後、サンクトペテルブルクからロストフナドヌーへ飛行したとみられる。フライトレーダー24のデータによると、ロストフナドヌーに着陸したことは示されていないが、同市に向けて急に進路を変えた後、応答装置を切っているという。

約5時間後に再度応答装置が作動した時には、ロストフナドヌー周辺を後にし、サンクトペテルブルクへ戻るところだったとみられる。

その後27日の午前1時3分、同機体は同じ経路でロストフナドヌー周辺に向かい、やはり着陸前に応答装置を切った。

現地時間の午前5時32分にレーダーに再度現れると、機体はロストフナドヌー周辺を後にし、ウクライナとロシア南部の上空を遠回りする形でミンスクに向かった。現地時間の午前7時37分、ミンスク周辺で高度を下げ始めたところで応答装置は切れた。

もう1機は25日午後、モスクワ市内の2つの空港の間を移動。26日にはモスクワからサンクトペテルブルクまで飛行し、午後1時26分に着陸した。27日午前6時44分、機体はサンクトペテルブルクを出発。ミンスクに向けて高度を下げ始めた午前7時55分、応答装置を切っている。

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