ウクライナ南部ダム決壊、周辺の地雷も流出か 人道支援団体が警告

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ダム決壊後、浸水した家屋=7日、ウクライナ・ヘルソン州/Vladyslav Smilianets/Reuters

ダム決壊後、浸水した家屋=7日、ウクライナ・ヘルソン州/Vladyslav Smilianets/Reuters

(CNN) 国際人道支援団体のCAREは、ウクライナ南部ヘルソン州にあるカホウカ水力発電所のダム決壊によって、ダムから流れ出た水に地雷が漂っている可能性が高いと警告した。

CAREウクライナのディレクター、ファブリス・マルタン氏は「カホウカ・ダムのあった地域には地雷がたくさんあった。いま、地雷は水に流されており、大きなリスクとなっている」と声明で述べた。

マルタン氏は、ダム決壊が環境に及ぼしうる「壊滅的な影響」についても指摘。同氏によると、油がドニプロ川に流出しており、さらに多くの油が流出する可能性もあるという。

発電所を運営するウクライナの電気事業者、ウクルハイドロエネルゴの責任者が6日にCNNとのインタビューで示した環境への影響の懸念をマルタン氏も繰り返した。

マルタン氏は「少なくとも150トンの油がドニプロ川に流出し、さらに300トン超が流れ出る恐れがある」とし、これは8万ヘクタール以上が保護されている国立自然公園の消滅につながるかもしれないと懸念を示した。

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