バフムートは「生き地獄」、ロシア戦力はワグネルから空挺兵に ウクライナの指揮官

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バフムート近郊の前線でロシア軍の陣地へ自走式カノン砲を発射するウクライナの兵士/Oleksandr Ratushniak/Reuters

バフムート近郊の前線でロシア軍の陣地へ自走式カノン砲を発射するウクライナの兵士/Oleksandr Ratushniak/Reuters

(CNN) ロシアの侵攻を受けるウクライナ東部の激戦地バフムートの内外では戦闘が絶えず「生き地獄」になっていると、ウクライナ国家親衛隊の指揮官の一人が30日、ウクライナのテレビのインタビューで語った。

国家親衛隊第4即応旅団スボボダ大隊の副大隊長ボロディミル・ナザレンコ氏は、生き地獄は「5~6カ月」続き、「兵士の戦闘能力や士気、生活状態に影響を与える天候の変化により気づくようになった」と語った。

ロシア軍が全面的な攻撃を仕掛けているのかや相手方の戦術の変化について確かなことを言えないとしつつ、ロシア側の兵力がワグネルから空挺(くうてい)部隊に置き換わったとの見方を示した。

ナザレンコ氏は、ロシア側が近隣のコンスタンチノフカとバフムートを結ぶ幹線道路を掌握しようとしていると指摘。ウクライナ軍と国家親衛隊は「素晴らしい仕事」をしていて、敵方には大きな損失が出ていると述べた。

CNNはロシア側の損失に関する主張を独自に検証できていない。

ナザレンコ氏は「ワグネルはほぼ完全に破壊された様子だ。今は空挺兵に置き換わっているが、その兵士らもほぼ毎日、人員だけでなく装甲車両で被害が出ている」とも語った。

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