オーストラリア全土で猛烈な熱波、気温40度超 全豪オープンも猛暑

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昨年12月に熱波が襲った際の海水浴場の様子=12月28日、シドニー/PETER PARKS/AFP/Getty Images

昨年12月に熱波が襲った際の海水浴場の様子=12月28日、シドニー/PETER PARKS/AFP/Getty Images

(CNN) オーストラリアで14日、平年を最高で12度も上回る猛烈な熱波が全土を覆った。熱波の到来はこの1カ月で2度目となる。

先の週末にかけての気温は40度を超え、今週いっぱいは猛暑が続く見通し。長引く熱波の影響は、オーストラリアの全ての州と準州に及ぶと予想されている。

オーストラリアでは12月のクリスマス直後も、猛暑を原因とする火災に対して少なくとも3州で厳重な警戒が呼びかけられ、全土で干ばつが悪化していた。 

北西部の町マーブルバーでは22日連続で気温が40度を上回り、一時はほぼ50度に達した。

野生生物にも被害が広がっている。南東部のマレーダーリング盆地では、100万匹を超す魚の死骸が打ち上げられた。

熱波の影響で大量の魚が死んだ=ニューサウスウェールズ州ダーリング川/Max Phillips
熱波の影響で大量の魚が死んだ=ニューサウスウェールズ州ダーリング川/Max Phillips

シドニーなどニューサウスウェールズ州の各地では、向こう数日にわたって熱波が続くと予想されている。気象庁の予報によると、18日までには暑さは和らぐ見通し。

隣のビクトリア州メルボルンでは、30度を超す猛暑の中で、テニスの全豪オープンが開幕した。

全豪オープンは2年連続で猛暑に見舞われている。2018年の大会でも、暑さのために選手が倒れたり苦情が続出したりしていた。

オーストラリアはここ数年で軒並み気温が上昇している。気象庁の10日の発表によると、2018年は同国の観測史上、3番目の暑さを記録し、降雨量は平年を11%下回った。

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