空爆で負傷も撮影続行、シリアの市民ジャーナリスト

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空爆で負傷も撮影続行、シリア北西部の惨状

(CNN) シリア反体制派の最後の拠点となった北西部イドリブ県で、若い市民ジャーナリストが空爆で負傷しながら撮り続けた映像を、CNNがこのほど入手した。

ジャーナリストのアナス・ディアブ氏(22)は、現地のボランティア救助組織「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」のメンバーとしても活動している。

イドリブ県の町カーン・シェイクンで7日、空爆で炎上した工場を撮影している時にまた爆発が起き、両脚を負傷した。

ディアブ氏はカメラを回し続け、ホワイトヘルメッツがその映像をCNNに提供した。

同氏は脚から血を流しながら、仲間に助けを求めている。数人の男性が駆け付けたが担架はなく、同氏の体を引きずって運ぶしかなかった。

そこへまた1つ爆弾が落ち、一行は地面に伏せる。1人が無線で援軍を要請した。

カーン・シェイクンは昨年、化学兵器による攻撃を受けて80人以上が死亡した町。国連はアサド・シリア政権による攻撃だったと結論付け、米軍が政権軍の基地をミサイルで攻撃した。

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