再確認のエボラ出血熱、死者36人に コンゴ

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コンゴ東部で、エボラ出血熱の流行により新たに2人が死亡した/John Moore/Getty Images Europe/Getty Images

コンゴ東部で、エボラ出血熱の流行により新たに2人が死亡した/John Moore/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の保健省は7日、同国東部の北キブ州で確認したエボラ出血熱で新たに2人が死亡したと発表した。これで今回の流行による死者は36人となった。

世界保健機関(WHO)は同日、上記のエボラ出血熱について、ウイルスの種類上、北西部の赤道州で確認された別の流行とは関連がないことを確認した。同州での感染は、すでに終息が宣言されている。

WHOの担当者によると、今回のエボラウイルスの致死率は50%超と過去確認されたものの中で最悪。一方で「rVSV-ZEBOV」と呼ばれる実験段階のワクチンが感染拡大阻止に効果を発揮するとみられている。

前回の感染で専門家らが効果を確認したとされるこのワクチンの供給は、早ければ8日にも開始される予定だという。

コンゴ保健省によれば、北キブ州ではこれまでエボラ出血熱の症例が計43件報告された。このうち16件は感染が確認され、27件については可能性があるとしている。これとは別に感染が疑われるケースも46件あり、当局が調べているという。

WHOと国連によると、北キブ州の人口は800万人とコンゴ国内で最多。治安の悪化や深刻な人道危機に見舞われており、住む場所を失った人の数は100万人を超える。難民となりウガンダ、ブルンジ、タンザニアといった隣国へ逃れる人も後を絶たない状況だ。

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