タイ洞窟内の13人、健康状態すぐれず 3人は極度の疲労

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洞窟からの救出、VR画像で解説

タイ・チェンライ(CNN) タイ北部チェンライ県の洞窟に閉じ込められている少年12人とコーチ1人について、タイ海軍特殊部隊(SEAL)の隊員は、健康診断を行った結果、5日の時点で脱出を試みるのは危険すぎるとの判断に至ったことを明らかにした。

SEALは13人のいる場所に酸素を送り込む作業を開始。医師の診断書によれば、少年2人とコーチには、栄養不良による極度の疲労の症状が出ている。

この週末には再び降雨が予想され、救助隊は水位が上昇する前に13人を脱出させる方法を見つけ出す必要に迫られている。

狭く入り組んだ洞窟内のトンネルは今も水没した状態にあり、現時点で脱出するには泥で濁った水の中を潜水させるしかない。

救急隊が暗いトンネルを抜けて13人のいる場所に到達するには6時間かかっており、洞窟の入り口に戻るまでにはさらに5時間を要する。

洞窟の入り口前に設営されたキャンプ地には軍のダイバーが待機し、地元住民が隊員に食事を配るなどしている。

チェンライ県知事は、少年たちは元気だと強調している。しかし閉じ込められてからほぼ2週間がたち、狭い岩場でほとんど動き回れない状態にあることから、体力は回復していない。

SEAL隊員は13人に付き添って小さなけがの手当てをしたり、スキューバダイビングを教えたりしている。少年たちが両親と会話できるよう、通信回線の敷設も急いでいるが、回線が水中に落下するなどして5日現在、まだ接続はできていない。

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