トランプ政権が初の無人機攻撃、イエメンの過激派に

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トランプ政権下で初の無人機攻撃が実施された

トランプ政権下で初の無人機攻撃が実施された

(CNN) 米政府当局者と米国防総省は26日までに、中東イエメンの過激派「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の拠点に対し今月20日からの3日間、小型無人飛行機(ドローン)による攻撃を実施したことを明らかにした。

無人機攻撃はトランプ政権が発足してから初めて。ただ、今回の攻撃はトランプ大統領が新たに命じたものではなく、オバマ前大統領が在任中に米中央軍司令官に委ねていた権限に基づくものとしている。

米国防総省のジェフ・デービス報道官によると、攻撃はイエメンのバイダ町が標的となり、AQAPの構成員5人を殺害した。同報道官は、AQAPはアラビア半島周辺の情勢や米国に依然、大きな脅威を及ぼしていると述べた。

イエメンでは現在、少数派のイスラム教シーア派系の反政府武装組織「フーシ」とハディ暫定大統領派の間で内戦が続いている。暫定大統領に肩入れするサウジアラビア主導の有志連合軍も軍事介入している。

デービス報道官は、アルカイダは同国の政情混乱につけ込んで同国内への浸透を図り、米国やその権益に対する将来的な攻撃を仕掛ける拠点構築をもくろんでいると強調した。

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