米国防長官、日韓訪問へ 就任後の初外遊

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ジェームズ・マティス国防長官(中央)とジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長

ジェームズ・マティス国防長官(中央)とジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長

ワシントン(CNN) 米国防総省報道官は26日までに、米国のトランプ新政権で国防長官に就任したジェームズ・マティス元中央軍司令官が来月1日から4日間の日程で日本と韓国を訪問することを明らかにした。

同長官による外遊は就任後、初めて。両国との長年の同盟関係の維持への米国の決意を再確認し、中国などへの牽制(けんせい)を狙った訪問になる見通し。米国防総省のジェフ・デービス報道官は、日韓両国を米国にとって極めて重要な同盟国と評した。

トランプ大統領は選挙戦中、両国の駐留米軍の経費負担の増大を求め、同盟軽視とも受け止められる言動を行っており、マティス長官の訪問で日韓内の懸念を払拭(ふっしょく)する意図もあると見られている。

日本には約5万人、韓国には約2万8000人の米軍兵士が駐留している。マティス氏は訪問中、両国の防衛相、国防相らと会談する予定。

同氏の日韓歴訪は南シナ海の軍事拠点化などを進める中国と核開発を加速しているとされる北朝鮮への牽制を意識したものともみられる。マティス氏は先の米議会での指名承認公聴会で南シナ海情勢やアジアの同盟国の役割について質され、「同盟国は国際秩序を乱しかねない行動や不適切な振る舞いを正したり、抑止力の構築に大いに貢献している」との見解を示していた。

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