ISISがいなくなった町で<2> ジーンズもたばこも自由の証し

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理髪店が大忙し、ISISから解放された町

イラク北部アルファズリヤ(CNN) 道の向かい側にあるもう1軒の理髪店にも、「シハブ」さんと名乗る若い男性がひげをそりに来ていた。まだISISが怖くてフルネームは明かせないという。

前回「ISISがいなくなった町で<1> 散髪にひげそり、理髪店が大忙し」はこちら

シハブさんは「ISISの下では何をするにも許可が必要だった」と話し、これが2年ぶりのひげそりだとはにかんだ笑顔を見せた。巧妙な支配体制を敷いていたISISだが、「出ていった瞬間から普通の感覚が戻ってきた」という。

理髪店の前の看板には、さっぱりと髪を刈ってほほ笑む男の子と若者が描かれている。ISISは「非イスラム的」な髪型だとしてその顔にテープを張り付けたが、今はそれもはがされた。

何軒か先の店では、入荷したばかりのたばこが盛んに売れていた。店の外で楽しげにたばこを吸う人々。ISISが犯罪として禁止した喫煙も、今や自由の象徴だ。

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