米国防総省、ISIS「情報相」殺害を発表 無人機攻撃で 

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(CNN) 米国防総省のピーター・クック報道官は16日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の幹部、ワイル・アディル・サルマン容疑者が米軍の空爆で死亡したと発表した。同容疑者はISISの「情報相」を務めていたとされる。

空爆は7日に実施された。サルマン容疑者は先月30日に空爆で殺害されたISISの広報責任者、モハメド・アドナニ容疑者とともにISISの最高幹部5人のメンバーと目されていた。

米当局者によると、空爆はドローン(無人機)から行われ、ISISが「首都」と称するラッカの住宅のすぐ外でバイクに乗っていた同容疑者を狙ったという。

クック報道官によると、サルマン容疑者は「情報相」として活動。ISISの指導者で構成される幹部会議の中でも目立った存在で、ISISのプロパガンダ動画を作成する業務を統括していた。反ISIS活動を行う団体によると、アドナニ容疑者の後継者にも選ばれていた。

米当局者は、サルマン容疑者はISISの最高指導者であるアブバクル・バグダディ容疑者と直接やり取りすることができた数少ない指導者のひとりだったと指摘。バグダディ容疑者の側近集団は既に規模が縮小しているうえ、この2カ月でアドナニ容疑者とサルマン容疑者の2人を失うなど、さらなる人数の減少が続いているという。

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