米・アフガン軍が合同作戦、アルカイダ訓練拠点を破壊

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アフガニスタンからの米軍撤退計画は先行き不透明

アフガニスタンからの米軍撤退計画は先行き不透明

(CNN) アフガニスタン駐留米軍は18日までに、アフガン南部カンダハル州で米軍とアフガン地上軍が大規模な合同軍事作戦を実施し、国際テロ組織アルカイダの訓練拠点を壊滅させたと発表した。

作戦は今月7日から11日まで続き、多数の戦闘員を殺害した。両国の合同軍事作戦としては過去最大規模の1つとしている。重火器類、爆弾の材料や諜報(ちょうほう)データを押収したとの情報もある。

米軍によると、作戦遂行に伴い精密誘導による空爆を計63回決行。アフガン地上軍は2カ所で複数回の戦闘を行った。標的となった同州ショラバク地区の2カ所は、広さ約2.6平方キロと約77.7平方キロの軍事訓練キャンプ。

アフガンの反政府武装勢力タリバーンは1994年の組織結成直後、カンダハル市を攻略し、同国南部に勢力圏を築いた。タリバーンの最高指導者だったオマール師は97年、アルカイダの最高指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者との関係を強化し、アルカイダは主要な活動拠点をカンダハル州に移していた。

タリバーン政権は2001年9月11日の米同時多発テロ後の米軍事作戦で崩壊。アフガンに新政権が樹立され、米主導の有志連合軍とタリバーンとの戦闘はその後も続いていた。

アフガン駐留米軍の規模は最大時の11年6月には10万人以上だったが、現在は約1万人。今年末までに5500人に縮小する計画だったが、オバマ大統領は最近、部隊撤収計画を見直し、駐留継続を発表している。

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