イラン核問題「枠組み」合意

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スイス・ローザンヌ(CNN) イランと米英独仏中ロの交渉は2日、イランの核開発問題の解決に向けた枠組み合意に達した。最終合意に向け、今後数カ月間で細部を詰めるという。

スイスのローザンヌで行われた交渉で、イランは保有する低濃縮ウランのうち98%を削減することや、すでに設置された遠心分離器の数を大きく減らすことに合意。米国と欧州連合(EU)はイランへの経済制裁を解除する。

オバマ米大統領はホワイトハウスで演説し「われわれの中心的な目的に合致した合意であり、すばらしい合意だ」と述べた。「この枠組みはイランの核兵器開発につながるあらゆる道を断つことになるだろう」

オバマ大統領によれば枠組み合意には、イランが合意を履行したかどうかを確認するための厳密な検証手段も盛り込まれている。

「イランがごまかしをすれば、世界の知るところとなるはずだ」とオバマ大統領は述べた。

ケリー米国防長官はCNNの取材に応じ、「非常に激しく感情的になったり対立したりすることもあった」「米国がイランとこのように直接交渉するのは35年ぶりだ」と述べた。ケリー国務長官はまた、制裁の解除は最終合意が条件であり、それも段階的に行われるとの見通しを示した。「もしイランが合意を遵守していないことが判明したら、いずれの時点であっても制裁は元通りになる」とも述べている。

2日、イラン国営テレビはオバマ大統領の演説を生中継した。多くのイラン人によれば、これは前例のないことだという。

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