ISIS、シリア北部の要衝に迫る 米軍は空爆続行

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米中央軍によれば、27、28日にはサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)と共同で、シリア上空から複数のISIS車両や、ISIS支配下の精油施設4カ所、ラッカ北方の司令施設を空爆した。また28日夜には、北西部マンビジ近郊にある穀物倉庫を攻撃。倉庫にはISISの物資や車両が集まっていたとされる。

シリア人権監視団のアブドルラフマン代表は、この空爆で倉庫の作業員2人以上が死亡したとの見方を示す。米中央軍の報道官は、民間人や民間施設を傷つけないよう細心の注意を払っているとしたうえで、事実関係をさらに詳しく調査すると述べた。

一方、シリアのムアレム副首相は29日、米国がシリア反体制派の穏健派組織に資金や武器、訓練を提供するのは事態を悪化させるばかりだと批判。暴力やテロ、流血をあおって危機を長引かせ、政治的解決の可能性をつぶしてしまうと主張した。

米軍は同時に、イラク側でも空爆を実施。週末には首都バクダッド近郊で1回、ISISの隠れ家を攻撃したほか、中部ファルージャ近郊を3回にわたって空爆し、ISISの検問所2カ所と輸送車1台を破壊した。

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