スペイン国王が退位、フェリペ皇太子が新国王に

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スペイン国王フアン・カルロス1世が退位した

スペイン国王フアン・カルロス1世が退位した

(CNN) スペイン国王を39年間務めてきたフアン・カルロス1世(76)が18日、退位に関する法律に署名し、19日午前0時をもって長男のフェリペ皇太子(46)が王位を引き継いだ。

新国王のフェリペ6世となる戴冠式は19日朝に実施される。

カルロス1世は今年6月初旬、退位して皇太子に譲位する考えを表明。ヨットの元五輪選手だった皇太子に触れ、「国王として奉仕するのに必要な成熟さ、準備や責任感を保持している」と評していた。

「自らの経験と新たな世代の推進力を生かし、新たな段階の希望に導き得る資質を持っている」などとも述べていた。

スペインでは近年、王室絡みの汚職疑惑や不祥事が表面化。金融危機の後遺症や高失業率にあえぐ国民の不信を招いていた。

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