受刑者1000人逃走か、イラク北部モスルを武装勢力が掌握

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(CNN) イラクの警察幹部によると、同国北部モスルが10日、数百人規模の武装集団に掌握された。同集団は中央刑務所から受刑者1000人を逃がしたという。

同幹部らによれば、武装集団は国際テロ組織アルカイダ系の「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)のメンバーとみられ、多数の外国人も含まれている。モスルの空港やテレビ局、州知事室なども占拠された。

モスルはイスラム教スンニ派の住民が多い。アルカイダ系勢力の活動が目立ち、国内で最も危険な都市のひとつとされている。

イラク治安部隊は7日、同市西郊でISISと衝突し、メンバー50人以上を殺害したと発表していた。

同国では昨年来、政治抗争や宗派間抗争が激化している。多数の受刑者が逃走したことにより、治安がさらに悪化する恐れがある。

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