駐チェコ・パレスチナ大使が死亡、自宅の金庫爆発か

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(CNN) チェコの首都プラハにあるパレスチナ自治政府のジャマル・ジャマル大使(57)の自宅で1日、爆発事故が発生した。この爆発でジャマル大使が負傷し、搬送先の病院で死亡した。爆発は、大使が自宅内の金庫を不適切に扱ったために発生した可能性がある。

警察によると、爆発時、自宅には大使の妻(52)と息子もおり、妻は負傷し病院に運ばれたが、息子は無事だったという。

プラハ警察の広報担当は「複数の専門家が、爆発は大使の自宅リビングにあった金庫が開けられた時に発生したと結論付けた」と述べ、さらに「爆発は、大使自身がこの金庫について危険かつ不慣れな操作を行ったために発生した可能性が極めて高い。爆破装置は金庫の防犯装置の一部だったと見られる」と付け加えた。

当局は残骸の中から爆発物の証拠を発見したという。まだ警察の捜査は続いており、爆発はシステムの故障が原因か、あるいは爆破装置が誤って設定されていた可能性もある。しかしプラハ警察は、この事件のテロとの関連は否定した。

パレスチナ外務省によると、問題の金庫は前の在外公館から、ジャマル大使の新たな任務ために準備が進められていた二階建ての家に運び込まれたもので、爆発はジャマル大使が金庫を開けてから数分後に発生したという。同外務省は、2日にプラハに高官代表団を派遣し、現地警察と連携しながら爆発の原因を突き止めるとしている。

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