エルベ川の洪水、4万人超に避難勧告 ドイツ北東部州

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(CNN) ドイツなど欧州中部で河川の氾濫(はんらん)による洪水の被害が広がっている。12日にはエルベ川の流域にあるドイツ北東部ザクセンアンハルト州で数百人が避難した。同州ではこれまでに4万人超に避難勧告が出ている。

同州では軍のヘリコプターや水陸両用車も出動して住民を避難させた。州当局によると、避難を拒んでいた住民約150人は、当局が強制的に自宅から退避させたという。

ザクセンアンハルト州は今回の洪水で最も大きな影響を受けており、州当局はこれまでに約4万5000人に避難勧告を発令。救助隊の約1万1500人が出動して対応に当たっている。

堤防が決壊して全域が洪水に見舞われた村では、軍のヘリで土嚢を落として洪水を食い止めようとしたが失敗した。警察は、非常に危険な状況だと説明し、現場に向かおうとするCNNの取材班を阻止した。

エルベ川の増水はドイツ東部と北部に加え、チェコでも洪水を引き起こした。

一方、ドイツ南部とオーストリア、スロバキアに洪水をもたらしたドナウ川は、増水地点が12日にハンガリー南部に、その翌日には南西部に達すると予想される。数日中に到達が予想されるセルビアも警戒を強めている。

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