シリア反体制派、北部最大の空軍基地制圧 アサド政権に打撃

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反体制派武装組織「自由シリア軍(FSA)」の兵士

反体制派武装組織「自由シリア軍(FSA)」の兵士

(CNN) シリアの反体制派武装勢力は11日、北部イドリブ県にある政府軍の戦略的拠点であるタフタナズ空軍基地を制圧したと発表した。事実なら、政府軍による空爆の出撃基地の陥落はアサド政権に大きな打撃になるとみられる。

基地を完全に掌握したとする反体制派の主張に対するアサド政権の反応は伝えられていない。

反体制派は、基地攻略の攻撃には米政府がテロ組織に指定したアルカイダ系のイスラム過激派「ヌスラ戦線」も参加したと明らかにした。基地内の建物も占拠し、弾薬や軍装備品も押収した。

米国務省のヌーランド報道官は11日の会見で、同基地攻略の重要性を指摘。アサド政権軍が一般住民も巻き込み死傷させていた空軍力を削ぐことになり、北部への兵站(へいたん)ルートも断ち切ることになると述べた。

シリアの反体制派「シリア人権監視機構」によると、タフタナズ基地は政府軍の爆発物補給の拠点。兵士約400人が常駐し、反体制派が押さえる北部の都市などを空爆する航空機の出撃基地ともなっていた。

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