シリア政府、イラン人解放と引き換えに民間人2130人を釈放

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シリアのアサド大統領

シリアのアサド大統領

イスタンブール(CNN) シリア政府は、同国反体制派が拘束していた48人のイラン人の解放と引き換えに、アサド政権が拘束していた反体制派2130人を釈放した。トルコの慈善団体が明らかにした。

釈放されたのはいずれも民間人で、うち76人は女性だという。この捕虜交換はアサド政権との3カ月にわたる交渉の末、実現した。

イラン国営ファルス通信は9日、釈放されたイラン人は「シリアで8月にテロリストに誘拐された」巡礼者だと報じた。イラン政府はアサド政権を支持、シリアの反政府勢力について言及する際は常に「外国の支援を受けたテロリスト」と表現している。

反体制派「自由シリア軍」の広報担当者は今回の釈放を「大きな勝利」だとした。釈放された2130人にはトルコ人4人とパレスチナ人1人も含まれており、首都ダマスカスの刑務所と情報機関の施設に収容されていたという。

今回、解放されたイラン人について反体制派はイランの革命防衛隊のメンバーだったと主張。イラン政府はシーア派の聖地に向かっていた巡礼だとしてこれを否定している。

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