イラクでテロ続発、財務相の父親宅も狙われる 12人死亡

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検問所で車両を検査するイラク兵=バクダッド

検問所で車両を検査するイラク兵=バクダッド

バグダッド(CNN) イラクの警察関係者は24日、同国各地で武装集団による襲撃事件が続発し、少なくとも12人が死亡したと明らかにした。

首都バグダッドでは公務員の乗ったマイクロバスが銃を持った集団に襲撃されて7人が死亡したほか、イラク軍の検問所が襲われて兵士2人が死亡した。

中部ファルージャでは、イサウィ財務相の父親が住む家に車が突っ込み、自爆するという事件が起きた。財務相の父親は無事だったが女性1人が死亡し、5人が負傷したという。死傷者が財務相の親族だったかどうかは明らかにされていない。

北部モスルでは、やはり軍の検問所が武装グループに襲われて1人が死亡した。

イラクでは2008年以降、こうした襲撃は基本的には鎮静化していた。だが今年9月には全国各地で起きた襲撃により1日で80人近くが死亡するなど、計365人が犠牲になった。散発的とはいえこうした大きな事件が起こることで、イラク国民の間には今後の治安に対する不安が広がっている。

シーア派主体の政府は、最近の事件は国際テロ組織アルカイダと関係のあるスンニ派武装勢力が起こしたと主張している。

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