国連シリア監視団が撤収、活動期限切れ 情勢は悪化の一途

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シリア国内を移動する国連シリア監視団(UNSMIS)=7月、UNSMIS提供

シリア国内を移動する国連シリア監視団(UNSMIS)=7月、UNSMIS提供

(CNN) シリアで停戦監視に当たってきた国連監視団が19日で活動期限切れを迎え、任務を終了した。情勢は4カ月前に監視団が到着した時以上に悪化し、停戦に向けた道筋は見えていない。

国連は監視団の300人が撤収した後も、連絡事務所を新たに設置して事態の政治的解決を目指す。監視団のガイ団長は「暴力から対話への動きを引き続き模索する」と語った。

国連監視団は今年4月、政府と反体制派の間で表面上の停戦合意が成立したことを受けてシリア入りした。しかし停戦は長くは続かず、間もなく衝突が再燃。反体制派によると、過去1カ月は1日の死者が150人を超す状況だという。

反体制派の「地域調整委員会」によると、19日は全土で少なくとも170人が死亡した。このうち南部ダルアでは焼け焦げた遺体で見つかった20人を含む51人が死亡、首都ダマスカスと周辺では51人が死亡したという。

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