複数の警察犬、熱中症で死ぬ 運搬トラックのエアコン故障 米イリノイ州

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27日、レイクステーションのコンビニエンスストアで熱中症の犬を助ける男性/Jennifer Webber/Humane Society of Hobart, Ind./AP

27日、レイクステーションのコンビニエンスストアで熱中症の犬を助ける男性/Jennifer Webber/Humane Society of Hobart, Ind./AP

(CNN) 米インディアナ州の警察犬訓練所に犬を運ぶトラックでエアコンの故障があり、複数の犬が熱中症関連の症状のために命を落とした。

同州レイクステーション警察のフェイスブックによると、27日に犬たちを乗せてイリノイ州のシカゴ・オヘア国際空港からインディアナ州ミシガンシティーへ向かっていたトラックが、2時間の交通渋滞に巻き込まれた。

その途中でエアコンが故障したために、荷台の温度が上昇。シカゴ地域の気温はこの日、33度を超えていた。

運転席と荷台の間は仕切られていたことから運転手がエアコンの故障に気付かず、数頭が熱中症関連の症状を発症。犬たちがほえ始めたことで運転手が事態に気付いた。

運転手は空港から100キロ近く離れたレイクステーションのガソリンスタンドでトラックを止め、犬たちの症状に気付いて荷台から降ろし始めた。同地の消防や警察には通報が寄せられた。

現場は混乱状態にあり、「できるだけ多くの犬を助けようとしてかかわった全員の心が傷ついた」と警察は伝えている。

警察は関係者から事情を聴いた結果、動物虐待やネグレクトではなく、荷台のエアコン故障が原因だったと判断したとしている。

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