11歳女児が流れ弾に当たり死亡、米NY市の路上
(CNN) 米ニューヨーク市ブロンクス区で16日、道を歩いていた11歳の女児が流れ弾に当たって死亡した。
ニューヨーク市警(NYPD)の幹部が記者会見で語ったところによると、同日午後4時50分ごろ、2人乗りのスクーターの後ろに乗った男が、走って逃げていた別の男性を狙って発砲し、その銃弾が女児の腹部に命中した。
女児は重体に陥り、搬送先の病院で死亡した。
警察はスクーターの男2人と、逃げていたもう1人の行方を追っている。男らが映った防犯カメラの映像を公開し、市民に情報提供を呼び掛けた。
NYPDの副本部長が会見で語ったところによると、ブロンクス区で今年、銃で撃たれて死亡した子どもは2人目。1月には生後11カ月の女児が死亡していた。母親と駐車中の車に乗っていた時、流れ弾が顔面に当たった。
NYPDの犯罪統計によると、市内で今年これまでに発生した重大犯罪は、昨年の同じ時期より41%増えた。今年起きた銃撃事件の犠牲者は、すでに520人を超えている。