症状自覚しながら出勤した人物、7人死亡の集団感染の原因か 米オレゴン州

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医療従事者が持つ新型コロナ検査のキット=米オレゴン州/Andy Nelson/The Register Guard/USA Today Network

医療従事者が持つ新型コロナ検査のキット=米オレゴン州/Andy Nelson/The Register Guard/USA Today Network

(CNN) 米オレゴン州南部ダグラス郡の当局は、同地で最近発生した2件の集団感染について、1人の新型コロナウイルス感染者が集団感染を引き起こす「スーパースプレッダー」事案だったとみられると発表した。

ダグラス郡の17日の発表によると、感染源になったと思われる人物は、症状を自覚しながら出勤し、後に新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。

同地で発生した2件の集団感染について感染源をたどったところ、この人物に行き着いたという。

このうち最初の集団感染では7人が死亡、2度目の集団感染では数百人が自己隔離を強いられていた。

当局は今回の事案を「スーパースプレッダー行為」と位置づけ、「特に憂慮すべき問題」と指摘。症状がある場合は外出を控えるなどの安全対策を守るよう呼びかけた。感染源とみられる人物の勤務先などの情報は公表していない。

ダグラス郡の人口は約11万1000人。22日の時点で新型コロナウイルスの症例数は計1315例に上る。死者は37人、現在入院中の患者は9人となっている。

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