米共和党、トランプ氏のわいせつ発言暴露で大混乱に

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米共和党に対する好感度が低下している

米共和党に対する好感度が低下している

(CNN) 米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏の過去の下品な発言が暴露されたことを受けて、同党が混乱状態に陥っている。9日夜には民主党候補ヒラリー・クリントン氏との第2回テレビ討論会が予定され、両氏の対応が注目される。

トランプ氏の過去の発言をめぐっては、7日にテレビ番組収録時の会話テープが公開された後、かつて17年間にわたりラジオ番組の司会者ハワード・スターン氏と交わした会話のテープも新たに浮上した。CNNが8日までに確認したところによると、同氏はこの中で自身の長女イヴァンカさんの体格に言及したり、女性との性的行為について生々しく語ったりしていた。

共和党内では8日の時点で、トランプ氏への支持を撤回する党員が続出。副大統領候補のマイク・ペンス・インディアナ州知事を大統領候補に格上げするべきだという声も上がっている。

ペンス氏は同日、トランプ陣営がウィスコンシン州で開く集会で予定していた演説を突然中止した。同氏はこれまで、トランプ氏の問題発言を繰り返し擁護してきたが、新たな声明では「トランプ氏の言葉を容認するつもりはなく、擁護できない」と言明。本人が反省と謝罪を表明したことを評価し、討論会での弁明に期待すると述べた。

共和党の重鎮、マケイン上院議員も「トランプ氏には投票しない」と述べて支持を撤回した。

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