クリントン氏、加州での遊説を中止 今後の戦局に影響か

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クリントン氏がカリフォルニア州で予定されていた遊説をキャンセルした

クリントン氏がカリフォルニア州で予定されていた遊説をキャンセルした

(CNN) 米大統領選に臨む民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官は11日、12日から2日間の日程で予定されていたカリフォルニア州での遊説を中止した。11日に開かれた米同時多発テロの追悼式典を体調不良から途中退席したことを受け、選挙活動のスケジュールを見直したためとみられる。

クリントン氏が健康に問題を抱えているとの見方はかねてから保守層の間に広がっていたが、ここへきて大統領選の行方を左右しかねない現実的な問題として浮上してきた格好だ。

クリントン氏が追悼式典を退席し、警護担当者に支えられながらふらついた足取りで車に乗る映像が公になって以降、メディアでは同氏の健康状態に関する臆測が流れている。クリントン陣営は長女のアパートで休息をとった後に元気を取り戻したことを強調するが、情報の公開は十分とはいえず、従来指摘されている陣営側の透明性の欠如を改めて裏付ける結果となった。

一方、クリントン氏と大統領選を争う共和党のドナルド・トランプ氏は11日、ツイッターなどでの発言を一切行わなかった。同時多発テロの起きた日には選挙運動をしないと公言していたためだが、同氏の沈黙により、この日はクリントン氏の健康問題のみが注目を集めることになった。

トランプ氏はクリントン氏を批判する材料として、これまで頻繁に同氏の体力面での不安を挙げている。ただ自らも70歳と高齢のため、情報筋によると陣営内では健康問題をめぐるコメントについて注意を払うことが求められているという。

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