共和党討論会、指名争いのヤマ場控え飛び交う政策論

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90秒で振り返る、共和党候補の討論会

マイアミ(CNN) 11月の米大統領選に向けて共和党からの指名獲得を目指す候補者らが10日、フロリダ州マイアミでCNN主催の討論会に臨んだ。同州やオハイオ州といった大票田での選挙戦を前にした最後の討論会とあってか、これまでのような非難合戦は鳴りを潜め、互いの政策について「節度」を保った論争が繰り広げられた印象だ。

討論では財政赤字や外交、通商政策、米国内のイスラム教徒をめぐる問題などが焦点となった。

その中で指名争いのトップを走る実業家ドナルド・トランプ氏は、数日前のCNNとのインタビューで「イスラム教徒は我々を憎んでいると思う」と述べ、米国と敵対するのはあくまで過激派のイスラム教徒だとしながらも「(過激派を)定義し、区別するのは極めて困難だ」と発言。討論会でこの点を改めて問われると、考えを変えていないことを強調した。

すべてのイスラム教徒に対する見解かとの司会者の問いには、トランプ氏は「多くのイスラム教徒がそうだと言っている」と返答した。

これに対し地元フロリダ州のマルコ・ルビオ上院議員は、過激派を排除するにはそれ以外のイスラム教徒からの協力が不可欠だと反論。「イスラムを信仰する人たちとともに取り組んでいかなくてはならない」と訴えつつ、「大統領は好きなことを言っていればいいというものではない。その発言には大きな結果が伴う」とトランプ氏の大統領としての資質に疑問を呈した。

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