シリア内戦、「任期内には終結せず」 オバマ米大統領

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オバマ氏はシリア内戦が自分の任期中に終結する可能性は低いとの見方を示した

オバマ氏はシリア内戦が自分の任期中に終結する可能性は低いとの見方を示した

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は17日までに、過去4年続くシリア内戦に触れ、自らの2期目の任期が切れる2017年1月までに終結する可能性は少ないとの見方を示した。

中東アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点があるテレビ局「アルアラビーヤ」との会見で表明した。

シリアの現状について「悲痛な思いを抱いている」「極めて複雑な状況下にある」などと指摘。シリア国民らが直面する苦難と犠牲への思いが頭から離れず、非常に深刻に受け止めている問題だとも強調した。

シリア内戦は2011年春以降に深刻化。政権軍とアサド大統領退陣を迫る反政府武装勢力、これにイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」とアルカイダ系過激派「ヌスラ戦線」などが絡み合う複雑な構図を見せている。

オバマ大統領は13年、アサド政権による民間人への化学兵器攻撃を受けシリアへの空爆実施を警告したが、同政権が土壇場で保有する化学兵器を国際管理に委ねる譲歩を示したため軍事力行使を思いとどまった経緯もある。

ただ、シリア情勢はその後も改善せず、最近では国際査察要員が同国内の軍事関連施設でサリンや別の神経ガスの証拠を発見したとの情報もあった。

オバマ氏は会見で、空爆断念を含めた米国の対シリア政策への批判について、米国の迅速な介入が一連の問題の発生を阻止しただろうと思い込んでいると反論した。

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