全米の空港で検査強化、テロ組織機関誌に爆弾製造法の記事

ワシントン（ＣＮＮ） 米国土安全保障省が全米の空港に保安検査の強化を指示していたことが分かった。政府当局者が１３日、ＣＮＮに語った。

国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ（ＡＱＡＰ）」が発行する英語機関誌「インスパイア」の記事に基づいた措置で、すでに数週間前から実施されている。

問題の記事には、日用品を利用した自家製爆弾の作り方が書かれていたという。

同当局者によると、金属探知機では見つけられない即席爆弾が機内へ持ち込まれる恐れがある。発見には全身透視スキャナーが必要だが、費用などの問題で小規模な空港には導入されていない。

各空港では、保安ゲート通過後に改めて抜き打ちでボディーチェックや手荷物検査を実施するなどして対応している。