1年以上不明の男性、自宅で遺体発見 誰も気付かず 米

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(CNN) 米北西部アラスカ州アンカレジで3日までに、1年以上、行方不明となっていた37歳男性が自宅の階段下にある小さな物置で遺体となって発見される騒ぎがあった。

地元警察によると、この家には賃貸で複数人が住んでいたが、遺体には気付かなかったという。

死亡した男性は昨年3月17日、デートすると母親に告げて外出。この後、消息を絶ち姉妹が12日後に、失踪届を出していた。

地元警察によると、家族は当初、男性が過去に再三、外出後に数週間も戻らない例があったため心配していなかった。また、警察は昨年8月、男性の行方に関する情報提供を地域社会に求めてもいた。

男性は姿を消す前、前妻との離婚話が進み、一緒に住んでいた家から離れていた。2人は家の売却を決めたがうまくいかず、前妻は賃貸に踏み切っていた。借り主は昨年4月1日ごろに入居したが、最近引っ越しした。

前妻が新たな借り主を案内するため掃除で家を訪れた際、異臭に気付き、物置内で男性の遺体を発見した。

警察は男性の死亡について事件性はないと判断。家の借り主が移ってくる前に死亡したとも見ている。

死因については薬物やアルコール類の摂取が原因の可能性があるともしている。司法解剖の結果を待っている。同州の検視当局は死因や死亡に至った経緯について発表していない。

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