シリア軍事介入、米議会で審議開始

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公聴会の様子を聞く

(CNN) シリアへの軍事介入を巡り、ケリー米国務長官は3日、米上院外交委員会の公聴会で、アサド政権が化学兵器を使用した証拠はすでに何度も確認済みだと強調した。

公聴会にはケリー長官とヘーゲル国防長官、デンプシー統合参謀本部議長が出席。ケリー長官は、シリアの首都ダマスカス近郊で先月21日に化学兵器が使われ、それがアサド政権の仕業だったことは否定しがたい事実だと改めて主張した。

米国は2003年、イラクが大量破壊兵器を隠し持っているとの情報を根拠に同国への武力行使に踏み切ったが、これは誤情報だったことが後日判明した。ケリー長官は冒頭からこの経緯に言及し、「今回は誤った情報に基づいて議会に採決を迫ることのないよう、証拠を慎重に確認してきた」と述べた。ケリー、ヘーゲル両長官は03年当時、上院議員として対イラク開戦に賛成票を投じていた。

ケリー長官はまた、オバマ大統領が主張しているのは米国が戦争を始めることではなく、アサド政権が持つ化学兵器使用の能力を抑え込むことだと説明。米国がここで行動を取らなければ、政権側による国民への攻撃は一層激しさを増すだろうと述べた。

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